ハーバーマスがやってくる。

 予想以上に、はてなダイアリでデリダの死に触れている人が多くて驚きました。でも、ポストモダンの「終わった」人と、一部で言われているのはショックです。私は後期の政治的転向後のデリダに注目していたので。哲学者として、というよりは、一人の政治的主体としてのデリダが好きでした。自らの言説の現れに先回りするかのように、書き続けたデリダが。
 それはさておき、常にデリダの永遠のライバル、ハーバーマスが京都に来るそうです。(永遠のライバル、とはいえ、2人は近年、共著を出したり、9.11について共同で論文を発表したり、と距離を近づけていました。)そこで、講演会が行われるそうです。

http://www.inamori-f.or.jp/hottopics/japanese/co_kouenkai.html

11月11日(木)京都の国際会館で。無料で同時通訳つきです。私はすでに申し込みました。12日にはワークショップもあるようです。
 デリダの死を知った次の日に、この催し物を知り、慌てて申し込みました。繁盛に日本に来るとは思えないようなこの人が、なぜまた、京都に来るのか…しかも、あまり宣伝されていないようで、私には謎が深まるばかりです。それでも、目の前でハーバーマスが話しているパロール話し言葉)に触れるチャンスにめぐり合えたのはとても幸せです。今から、楽しみでたまりません。